KDDI、EZWebのオープン化を発表

2001/6/15

 KDDIは6月14日、同社の携帯電話ブランドauで展開しているインターネット接続サービス「EZWeb」をオープン化すると発表した。

 今回同社が発表したオープン化の具体案は以下の4点。

  • ポータルの開放
    新項目「ポータルサイト」を設けポータルサイト一覧を表示し、ユーザーが好みのポータルを選択できるようにする。実施は今秋より。

  • ISP業者へネットワークの開放
    現在提供しているEZWebのゲートウェイサーバ経由のISP接続以外に、ゲートウェイサーバを経由せず直接ISPに接続できるようにする。希望するISPは、自社ネットワーク内に端末に対応するEZWebのゲートウェイサーバを設置することになる。実施時期は未定。

  • コンテンツ料金回収代行の拡大
    非公式コンテンツ(EZWebのメニューに属さない“一般サイト”)に対しても、料金回収代行の対象を拡大する。回収代行を希望するコンテンツ・プロバイダはKDDI指定のモジュールをサーバに組み込む必要がある。実施時期は未定。

  • コンテンツ採用の審査基準を公開
    今月中にもコンテンツ採用の審査基準を同社Webサイト上で公開する。

 ポータルのオープン化に関しては、NTTドコモがiモードで実施する予定としているが、実際のオープン化に踏み切ったのは今回のKDDIが初めてとなる。他社もこの動きに追随することが予想される。

[関連リンク]
KDDIの発表資料

[関連記事]
au、Javaサービス名は「ezplus」、Bluetooth搭載携帯も発売 (@ITNews)
KDDIの携帯Java仕様はMIDP、NTTドコモへの包囲網が進む (@ITNews)

 

情報をお寄せください:



@ITメールマガジン 新着情報やスタッフのコラムがメールで届きます(無料)