au、Javaサービス名は「ezplus」、Bluetooth搭載携帯も発売

2001/5/18

 KDDIおよびauグループは、2001年夏を予定しているJava技術をベースにした携帯電話の新サービスの名称を「ezplus」(イージープラス)と名付けた。KDDIによると、サービス名はEZwebの機能拡張性と利便性向上のイメージを意味し、ロゴマークは「+」とキューブの組み合わせにより、無限の可能性を表現しているという。

 KDDIが採用するJavaの仕様は、J-フォンと同じく「MIDP(Mobile Information Device Profile)」をベースにKDDI独自の拡張機能をサポートしたものとなり、実行環境にはアプリックスの「JBlend」が採用されることが発表されている。

 KDDIは、5月22日より東京ビッグサイトで開催される「ビジネスシヨウ2001 TOKYO」で、実機によるezplusのデモを行なう。


Bluetooth対応のEZweb端末「C413S」

「C413S」(ホワイト)

 また、同時に、国内初のBluetooth機能を搭載したcdmaOne携帯電話機「C413S」(ソニー製)を6月中旬から発売する。価格は5万6200円(付属品含む)。

 Bluetoothは、異機種端末を無線で結ぶための通信規格で、最大10m以内の短距離での無線接続が可能。C413S同士でのダイレクト通信により、アドレス帳やスケジュールなどのデータのやり取りが行える。また、Bluetooth機能搭載PCと接続し、パケット通信サービス「PacketOne」を活用したインターネット等へのダイヤルアップ接続も可能。さらに、若年層向けに、アミューズメント機能「ミラクルラバーズ」を搭載した。ミラクルズバーは、同じ合い言葉を入力した人を探し出す「ともだちレーダー」、相手との相性を占う「相性占い」、ゲームに参加している人の中から運命の人を探し出す「運命の人探し」などで構成される。

 Bluetoothによる接続が確認されているのは、ソニーのバイオノートSR「PCG-SR9M/K」(近日発売)、「SR9G/K」、バイオC1「PCG-C1VSX/K」(近日発売)、「C1VRX/K」のみとなっている。

 主な仕様は次のとおり。画面は半透過型STN液晶、120×160ドット、最大10文字×8行を表示可能。連続通話時間が約210分、連続待受時間が約220時間。電子メールは、送信BOXの容量が58KBまたは最大250件、受信BOXの容量が約125KBまたは最大500件。外形寸法は幅44×高さ127×厚さ19mm、重さが約90g。カラーは、ホワイトとバイオレットの2種類が用意される。Java機能は搭載されない。

[関連リンク]
KDDIの発表資料(ezplus)
KDDIの発表資料(C413S)
アプリックスJBlendのページ

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