HP、インテル、オラクルがItanium普及の共同プログラムを開始

2001/6/22

左から、日本オラクル 代表取締役社長 新宅正明氏、日本ヒューレット・パッ カード 社長 寺澤正雄氏、インテル 代表取締役社長 ジョン・アントン氏

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)、インテル、日本オラクルの3社は6月21日、インテルの64ビットプロセッサ「Itanium」普及に向けた、ISV/SI支援のためのジョイント・プログラムを開始することを発表した。

 同プログラムでは、「Itanium」「hp-ux11i」「Oracle9i」で構成されるプラットフォームの普及、支援を目的にしている(「Oracle9i」は未出荷のため、当初は「Oracle8i」がメインになる。Oracle9iの評価版が利用可能になりしだい、順次アップデートを行っていく)。具体的には、2000年6月に日本HPが開設した「PTAC(Partner Technology Access Center)」と呼ばれるItanium普及のための技術センターの活動を拡大し、ジョイント・テクノロジーセンターを設立、同日より活動を開始する。センター内にはItaniumとhp-ux11iで構成されるサーバが設置され、評価版のOracle8iと技術サポートの提供を受けることで、各種動作検証に必要な環境を整える。

 さらに9月には、インテルが同社アーキテクチャで動作するシステムの検証や支援を行う目的で設立した「インテル ソリューション・サービス」の活動も拡大し、同様のサービスも提供していく。また、日本オラクルも同様に、日本HPと共同で行っている大規模なミッションクリティカルシステムの検証を行う「MCCC(Mission Critical Certified Center)」の活動の拡大を予定しており、こちらは年内での活動開始を目標にしている。

[関連リンク]
日本ヒューレット・パッカードの発表資料
日本オラクルの発表資料
インテル

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