米オラクル、「Oracle9i Database」をリリース
2001/6/16
米オラクルは米国時間6月14日、「Oracle9i Database」の出荷を開始すると発表した。
同製品の特徴は、スケーラビリティと可用性。注目はクラスタリング技術「Oracle9i Real Application Cluster」で、機能面でもビジネス・インテリジェンス機能をはじめ、400以上の新機能を追加したという。
「Oracle9i Real Application Cluster」は特許出願中のクラスタリング技術。複数のコンピュータをクラスタ構成にした状態で、あたかも1つのデータベースのように動作するという。同社の製品「Oracle E-Business Suite」をはじめ、SAPやSiebelなど、すべてのアプリケーションがクラスタ上で動作し、拡張の際もマシンを追加するだけでよい。
単一サーバ上で動くデータベースとしては、TPC-Cベンチマークで最速の結果を記録したという。Tru64 UNIX搭載のコンパックAlphaServer GS320と新製品を組み合わせてテストした結果、1分あたりのトランザクションは23万533件で、かかるコストは56.62ドルだったという。
なお日本オラクルによると、Oracle9i日本語版の出荷は現在2001年秋を予定している。
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