Windows XPの発売日は11月16日

2001/8/1

 マイクロソフトは7月31日、報道関係者向けに開いた同社のWindows XP製品戦略発表会の中で、Windows XP日本語版の発売日が11月16日であることを正式に発表した。すでに米マイクロソフトでは、Windows XP英語版の発売日が10月25日となることを発表しており、日本ではその3週間後のリリースとなる。

 Windows XPは、現行のWindows Me/98とWindows 2000の後継となる時期主力OS。「Microsoft Windows XP Professional」「Microsoft Windows XP Home Edition」の2つのエディションが提供される。Professional版は、Windows 2000の流れをくむNT系カーネルを採用した32ビットOSであり、別のPCからデスクトップ操作が可能な「リモートデスクトップ」などの新機能を備える。ビジネスユーザーやパワーユーザーの利用を想定する。一方のHome Editionは一般のコンシューマユーザーの利用を想定しており、エンターテイメント機能の強化や、操作面などでProfessional版よりも使いやすいものを目指している。

 Windows XPとして提供されるのはクライアントPC向けのエディションのみであり、Windows 2000 Serverの後継となるOSは、「Windows .NET Server(コード名:Whistler Server)」として別途提供することが予定されている。

 Windows XPの求めるハードウェア要件は、CPUが300MHz以上の動作クロック、128MB以上のメモリ、1.5GB以上のHDD空き容量となっている。価格については未定。また、詳細については説明されなかったが、現在ベータテストが行われているWindows XPの64ビット版も、同時期に出荷される予定だ。

[関連リンク]
マイクロソフトの発表資料
Windows XP公式サイト

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