横幅もスリムに、モバイルビデオを楽しめる新型ザウルス
2001/8/23
モバイルビデオを楽しめる「MI-E21」 |
シャープは8月22日、縦型画面・キーボード内蔵ザウルスの第3弾として、モバイルビデオを楽しめる「MI-E21」を9月7日に発売すると発表した。価格はオープンプライス(市場での想定価格は6万円前後)。
MI-E21は、「映像や音楽をもっと楽しんでもらう」というコンセプトを基に、エンターテイメント性を高めたMI-E1の上位に当たる機種。
ビデオレコードカード(CE-VRC1、別売り・2万4000円)を使うことで、テレビやビデオなどの映像機器とMI-E21を直接接続し、テレビ番組などを簡単にビデオ録画できる。録画の形式は、オフィスノアが独自開発したNancy形式(動画:Nancy準拠、音声:MP3準拠)となる。9バンドのグラフィックイコライザーを搭載し、X-BASS搭載で迫力ある低音が楽しめる。
データカード型PHS「Pin-m@ster」に対応しており、MI-E21から電話をかけることができる。ただし、通話にはヘッドセットが必要。
従来機種に比べると、横幅が7.5mmもスリム化されている。メモリも16MBから32MBに増え、CPUのクロックも120MHzから144MHz(動画再生時の最大値)となり、メモリのバス幅も広げられている。さらに、バッテリも大容量化されたことで、フロントライト点灯のままで動画の連続再生1時間を可能にした。
発表会の席上で、シャープ モバイルシステム事業部長の宇野裕史氏は、「PDAの市場拡大には、PCにおける表計算ソフトのようなキラーアプリケーションの創出が重要で、今回はモバイルで映像を楽しむことを提案している」と述べ、モバイル市場の拡大を目指す。
製品名 | MI-E21 |
CPU | 32bit RISC |
OS | ザウルスOS |
RAM/ROM | 32MB(DRAM 16MB+フラッシュメモリ 16MB)、ユーザーエリア約15MB |
ディスプレイ | 反射型カラーTFT液晶、6万5536色、フロントライト付き |
解像度 | 240×320ピクセル |
インターフェイス |
コンパクトフラッシュカード(TypeII対応)、SDカードスロット、オプションポート16(16ピン端子)、光通信端子(115Kbps、IrTran-P対応) |
外形寸法 | 74mm×138mm×17mm |
重量 | 約188g(液晶保護カバー取り付け時約206g) |
バッテリ | 専用リチウムイオン充電池 |
使用時間 | 約11時間(連続表示、フロントライト消灯) |
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