Webクリッピング利用モバイルシステムの構築ツール

2001/9/18

 ソリマチ技研は9月17日、Palm OS 4.0搭載ハンドヘルド(以下、Palmハンドヘルド)に対応したモバイルソリューション構築ツール「QuickPlus」を発表した。

 QuickPlusは、既存のデータベース上の情報をPalmハンドヘルドで照会するといったシステムを短時間で構築できるツール。ウィザードにより、データベースへ照会し、照会したデータの表示用のHTML、およびPalmハンドヘルド用のWebクリッピングアプリケーションを作成することができる。WebクリッピングアプリケーションはWebサーバとPalmハンドヘルドの間での通信に利用され、効率的な通信が行える。

 そのほかの特徴に

  • 既存システムに手を加える必要がない
  • データベースへの接続にはODBCを利用するので、主要なデータベースをサポート
  • データベースへの照会には、MS Queryを利用する

などがある。

 対応OSは、Windows NT 4.0 Service Pack 6a、Windows 2000 Server Service Pack 1/2、Windows Advanced Server Service Pack 1/2。価格は、1サーバ5クライアント対応で9万8000円。

 また、同社では、NTT-MEと提携し、インテグレーションサービス「QuickPlus Advance」も開始する。これにより、データの照会だけではなく、データを入力しデータベースを更新するといった機能など細かなカスタマイズにも対応していく。価格は48万円からとなっている。

[関連リンク]
ソリマチ技研の発表資料
NTT-ME
パーム コンピューティング

[関連記事]
Palmの新サービス「Webクリッピング」とは?(Mobile Connection)
米パーム、Beを買収しPalm OSを強化 (@ITNews)
ワイヤレスの可能性にかけるPalm(@ITNews)
Palm系PDAが危機? (NewsInsight)

 

情報をお寄せください:



@ITメールマガジン 新着情報やスタッフのコラムがメールで届きます(無料)