MSの新資格制度、MCAの概要が明らかに

2001/9/28

 マイクロソフトは9月27日、7月に発表していた日本独自の新資格制度「Microsoft Certified Associate」(MCA)のベータプログラムを発表し、10月1日よりプログラムを開始すると発表した。

 MCAプログラムは、ベータテキストとベータ試験から構成されるが、テキストは無償で提供され、ベータ試験は無料で行われる。

 同資格は、マイクロソフトのサーバ製品に関する技術知識に関するもので、Microsoft Office User Specialist(MOUS)とMicrosoft Professional Specialist(MCP)の間に位置付けられている。MCAは、(1)ITの基本理論、(2)同社のサーバ製品技術、(3)同社製品の活用知識の3つの分野の理論と実践を問う試験となる(試験時間は90分程度)。実際の資格としては、表にある3分野を予定している。

テキスト提供 ベータ試験 正式研修 正式試験
データベース分野
(SQL Server 2000に対応)
2001年
10月
2001年
11月
2001年
12月
2002年
1月
OS・ネットワーク分野
(Windows 2000/Windows .NET Serverに対応予定)
2001年
12月
2002年
1月
2002年
1月
2002年
2月
アプリケーション開発分野
(.NET Frameworkによるシステム構築に対応予定)
2002年
1月
2002年
2月
2002年
2月
2002年
3月
各試験と開始時期

 ベータ試験に合格した場合は、一定の基準に達していた場合、MCAの資格として正式に認定される。なお、マイクロソフトはベータプログラム終了後、テキストを4000円で提供し、試験料は9000円(試験時間は40分程度)にする予定だ。同社では2001年度に3万人、2002年度に10万人、2003年度に20万人のMCA資格者を育成する方針だという。

[関連リンク]
マイクロソフトの発表資料
MCAの情報ページ

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