マイクロソフト、車載用Windows CEを発表
2001/11/1
マイクロソフト 藤井照穂氏 |
マイクロソフトは10月31日、カーナビを含む車載情報システム向けOS「Windows CE for Automotive v.3.5」を発表し、搭載製品の開発メーカー向けに出荷を開始した。
「Windows CE for Automotive v.3.5」では、新たな機能として、カスタマイズ可能なGUI&SUI(サウンドユーザーインターフェース)を搭載し、WindowsのUIをベースに、それをさらに拡張することで車に適したUIの設計を可能にした。また、UIのデザインなどは、XMLのリソースファイルにより定義できるため、プログラムそのものをいじることなくUIを変更できるようになっている。
さらに、ハンズフリーを可能とするため、音声認識インターフェイス(SAPI5)にも対応。Webブラウザとしては、コンパクトなサイズ(約700KB)の「Mobile Explorer」が新たに提供される。
そのほか、従来のWindows CE for Automotive 3.0からの機能強化点として、
- 小型の日本語フォント(ビットマップ)の提供
- グラフィックス機能の強化(地図用APIへの対応)
- 高速コールドスタート(Windows CEはワームブートが前提だったので、大幅に設計変更)
などが挙げられる。
発表会の席上、マイクロソフト プロダクト ディベロップメント リミテッド プレジデントの藤井照穂氏は、「カーナビ市場は前年比30%の成長を遂げており、日本は最大の市場であり、重要なマーケットとして認識している。日本にも開発部隊を置き、今後も日本のユーザーのニーズに合った製品を提供していく」と語った。
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マイクロソフトの発表資料
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