生活密着型の情報ポータル、ビジー・ビー

2002/1/11

 マーケティングやコンテンツ制作、システム構築をてがけるビジー・ビーは1月10日、インターネット上で情報発信するポータルサイト「ブロードバンド メディア ステーション(BB-station)」の提供を今月中に開始することを発表した。今後は、企業向けに同サービスの企業版を提供するほか、BB-stationと連動してのマーケティング事業なども提供していくという。

右から2番目が同社社長の牟田口氏、左はNEC 執行役員常務 富田克一氏

 BB-stationは10ジャンルで構成される生活情報番組のポータルで、各ジャンル8番組、合計80番組をインターネットで配信する。ジャンルは、パソコンの使い方や趣味、資格取得講座などで、アドバイザとしてタレントを起用した番組もある。会員登録および番組視聴料は無料だが、視聴には「BB-stationアプリケーションソフト」が必要。広告から収益をとるビジネスモデルではなく、販売促進やマーケティングなどから収益を得るとしている。

 BB-stationの特徴は、「BB-stationアプリケーションソフト」によってテレビ感覚で操作できる操作性およびユーザー・インターフェイス、PCの画面上に縮小して表示できるミニTV機能、リコメンデーション機能、28kbpsでも楽しめるナローバンド対応、オンラインとオフライン(CD-ROMなど)を融合しての提供など。同社ではBB-stationに関しNECと提携、NECが今後出荷するPC製品「VALUESTAR」「LaVie」に「BB-stationアプリケーションソフト」がプリインストールされる。

 企業向け事業に関しては、同社がBB-stationの企画やプロデュースを行い、ポータルアプリケーションを構築することなくポータルサービスを提供できるようにする。また、BB-stationと連動させ、販売促進やマーケティング活動に生かすことも可能という。

 同社代表取締役社長 牟田口陽介氏は、「ブロードバンドでは、(音楽・映画ではなく)これまでにないコンテンツが必要」とし、生活に密着し、機能より中身優先のコンテンツを提供する、と自信を見せた。初年度、会員60万人、売り上げ15億円を目指す。

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