日本IBM、DB2エンジニアの拡大を狙った新資格制度を発表

2002/2/28

 日本IBMは2月27日、同社のデータベース管理製品「DB2」の技術者向け資格認定プログラム「IBM DB2 UDB技術者認定制度」を「DB2 グローバルマスター」としてリニューアルするとともに、エントリクラスの認定「DB2 アドバイザー」を新設することを発表した。

 今回のDB2技術者向け資格認定制度の変更は、DB2技術者のすそ野拡大を狙ったものだ。IBMはオラクルの「Oracle9i」を追撃すべく、大幅に製品の価格を下げ、オラクルの牙城を切り崩しにかかっている。しかし、DB2の一層の普及に障害となりそうだといわれていたのが、DB2に精通したエンジニアの不足だった。

 今回の認定プログラムの変更で、エントリクラスの「DB2 アドバイザー」、中級クラスの「DB2 エンジニア」、上級クラスの「DB2 エキスパート」、最上級クラスの「DB2 アドバンスト・エキスパート」の4つとなる。

 「DB2 アドバイザー」の本試験は、今年4月から開始する。なお、同社では同試験のベータ試験を2月27日から行うとともに、試験料(1万円)を無料にするキャンペーンを行うなど、認定を取得しやすい環境を整えていくという。

[関連リンク]
日本IBMの発表資料

[関連記事]
IBM DB2が目指すのは情報統合インフラ (@ITNews)
再燃するデータベース市場 (NewsInsight)
IBM、モバイル機器対応DBの新バージョンを発表 (@ITNews)
IBM、Webサービスを実現する次世代eビジネス像を紹介 (@ITNews)
Webサービスでのリードを強調するIBM (@ITNews)
オラクルが最大89%の値下げを断行 (@ITNews)

情報をお寄せください:



@ITメールマガジン 新着情報やスタッフのコラムがメールで届きます(無料)