エッジ最適化により柔軟なネットワークサービス展開が可能に

2002/6/25

 ユニスフィア・ネットワークスは6月24日、「SDX-300 Service Deployment System」を発表した。企業のIT管理者への権限付与が可能となっており、企業とサービス・プロバイダが共同でネットワークを管理できる。

 新製品は、ネットワークの構築から運営までの一連のプロセスを合理化した設計が特徴のソフトウェア。ネットワークの構築や導入準備、提供、課金などにおけるカスタマイズが容易に行えるため、サービス・プロバイダは同製品を利用すれば、顧客のニーズに合わせたネットワークを提供できるという。また、RADIUS、COPS、LDAP、CORBA、HTML/XMLなどのインターフェイス技術をサポート、ユーザー管理システムなどの既存システムとの連携が可能。

 同製品を利用することにより、PPP、DHCPベースのアクセスサービスのほか、フィルタリングやトラフィック優先機能、ポリシーべースのルーティングといった付加価値を付けたサービスが提供できる。変更の際は、インテリジェント・エッジ・ポイントに変更内容を伝え、ユーザーのサービス利用情報を提供する。

 また、同社の「ERX エッジルータ・ファミリ」との併用により、xDSL、専用回線、イーサネットなどの既存の回線のユーザーにも、新たなサービスを提供できるという。

 ブロードバンド時代、xSPにとっては、QoSやセキュリティ、トラフィック優先などのネットワークの機能が差別化となるが、そのためには柔軟に変更可能なネットワーク構成の構築が必要。同社は、ROIに敏感になっているxSPはもちろん、xSPが提供するネットワークを利用する企業にも、コスト効率の良いIPベースのサービスが享受できるなどのメリットをもたらす製品としている。

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ユニスフィア・ネットワークス

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