2002年国内DB市場、オラクルが首位を堅持
2003/12/12
IDC Japanは、2002年の国内データベース管理システム市場動向を発表した。国内ベンダ別RDBMS/ORDBMS市場では、ソフトウェアライセンスとサポート料から成る売上金額シェアで、オラクルが46%を獲得、2年連続で1位になった。2位はIBM/Informixの17.9%、3位は富士通の13.6%、4位はマイクロソフトの9.7
%、5位には4.7%で日立製作所が入った。日本オラクルのマーケティング本部長 清水照久氏は2年連続のトップシェアについて「全体としてみると、ライセンスの値下げが効を奏してオラクルを検討してくださるお客さまがさらに増え、首位になったと考えている」とコメントした。
メインフレームを除く、UNIXとLinux、Windowsを合わせたオープン系プラットフォームに限れば、オラクルは国内RDBMS/ORDBMS市場で、1位となる61%のシェアを獲得した。内訳はUNIX市場で68.4%、Linux市場で54.2%、Windows市場で48.3%となっている。清水氏は「UNIX市場のミドルからハイエンドなシステムで標準的にオラクルを選択いただいている」とUNIX市場での好調維持を説明。Linux市場についても「オラクルがエンタープライズとLinuxの掛け橋として先進的に取り組んできたことが、現在の市場環境で実を結んでいる」と指摘した。中小規模のシステムが多いとされるWindows市場でも「中央、地方を含め、中規模以上のシステムで他社には真似のできない満足をお客様に提供しつづけている、その成果が現れた」とコメント。
一方で、IT市場全体の停滞から2002年の国内データベース管理システム市場規模は、前年比6.6%減の1556億円に縮小。市場全体の厳しさは続いているようだ。
(吉田育代)
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日本オラクルの発表資料
IDC
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