IBMに対抗か、オラクルがデータベース統合に進出
2003/11/28
日本オラクルは、イーズ・コミュニケーションズと企業内のデータベースを連携・統合する企業情報統合(EII:Enterprise Information Integration)ソリューションの提供で協業することを発表した。
これは日本オラクルのデータベース「Oracle9i Database」およびJ2EE準拠のアプリケーションサーバ「Oracle9i Application Server」と、イーズ・コミュニケーションズの EII構築ソフトウェア「LinkmaxES」を組み合わせて実現するもの。異なる複数のデータベースを連携・統合し、あらゆる情報を一元的に管理可能になる。既存システムを移動・変更することなく、短期間で異なる複数のデータベースを統合できるため、企業にとっては散在する既存の情報資産の有効活用が見込める。
データベース統合については、日本IBMが2003年7月に企業内外に存在するデータソースを移行することなく仮想的に統合し、単一ビューを可能にするミドルウェア「DB2
Information Integrator V8.1」を発表した。オラクルはイーズ・コミュニケーションズとの協業で、IBMに対抗する狙いがあると思われる。
協業に伴い、オラクルはイーズに「Oracle9i Database」および「Oracle9i Application Server」に関する技術支援を行う。両社はソリューションの拡販に向けて、共同で営業・マーケティング活動を展開する予定。
(吉田育代)
[関連リンク]
日本オラクルの発表資料
イーズ・コミュニケーションズ
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