国産リッチクライアントの強みはやはり純国産だということ
2004/1/15
アクシスソフト マーケティンググループ 山形浩一氏 |
アクシスソフトは1月15日、同社のリッチクライアント製品「Biz/Browser」が累計で25万ライセンスの出荷、国内210社の導入実績を獲得した、と発表した。「Biz/Browser」は1月29日に最新版であるV4が出荷される予定。従来、WebアプリケーションのクライアントとしてWebブラウザを活用するのが一般的だったが、昨年から、同社の「Biz/Browser」やマクロメディアのFlashを始めとする非Webブラウザ系クライアントが注目を浴び始めてきた。表示、機能、開発面において、Webブラウザの限界を突き破る機能を有するとされていることから、Webブラウザに対して、「リッチクライアント」と呼ばれている。
今回の新製品は、コントロール機能の拡張を行ったほか、クラス定義機能や高速通信を可能としたアーカイブ機能などを追加した。また、「Biz/Browser」内蔵インタープリタの性能を上げたことによる実行速度の向上(従来バージョンの最大3倍)、開発環境である「Biz/Designer」では、ファンクションごとの実行回数や実行時間をレポートし、システムの改良をサポートする“プロファイル”機能を追加した。さらに、Webサービス連携機能の搭載も大きな特徴となる。
アクシスソフト マーケティンググループ 山形浩一氏によると、今後の「Biz/Browser」は、「外国語対応、企業向けPDA対応、『Biz/Designer』のインターフェイスのオープン化といったバージョンアップを行っていく」とし、よりミッションクリティカルな業務システムでの適用を目指していく。帳票印刷といった日本に特有の“企業文化”を反映させたこのようなツールは山形氏によると「日本の企業でなければ開発することは無理」であるとし、国内市場での一層の優位性を強調した。
(編集局 谷古宇浩司)
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