CAがUnicenter製品を続々出荷

2004/1/17

 コンピュータ・アソシエイツ(CA)はクライアントPCに対してOSやアプリケーションを一括導入したり、パッチを配布する管理製品などUnicenterブランドの4製品を出荷したと発表した。4製品とも前バージョンと比較してサービスレベル管理の機能を強化し、全体のパフォーマンスが向上しているという。

 CAが発表したのは、企業で利用するクライアントPCに対してソフトを自動配布する「Unicenter Software Delivery 4.0」、ネットワーク経由でWindowsシステムの遠隔操作を可能にする「Unicenter Remote Control 6.0」、Windows、UNIXプラットフォームのハード、ソフトのインベントリ情報を収集し、IT資産の管理に役立てることができる「Unicenter Asset Management 4.0」、ヘルプデスク業務に必要な問い合わせ管理やナレッジ収集などの機能がある「Unicenter ServicePlus Service Desk 6.0」の4製品。

 Unicenter Software Delivery 4.0は管理コンソール機能が拡張され、ソフトの配布状況をグラフィカルなレポートで表示できるようにした。また、Unicenter ServicePlus Service Desk 6.0と連携し、配布に失敗したソフトの再配布などを可能にした。IT資産管理のUnicenter Asset Management 4.0は利用手順を示すウィザード機能や、Webブラウザを使った管理コンソールを新たに搭載。インベントリの収集やレポート生成のパフォーマンスも向上した。Unicenter ServicePlus Service Desk 6.0はWebサービス用APIが実装され、ActiveDirectoryやLDAP、ほかのUnicenter製品との連携を容易にした。CAでは「導入後即座にサービスデスク業務が開始できる」としている。

 価格はUnicenter Software Delivery 4.0が8100円から、Unicenter Remote Control 6.0が7500円、Unicenter Asset Management 4.0が8100円から、Unicenter ServicePlus Service Desk 6.0が同時接続10ユーザーで375万円となっている。

 CAは今年を「マネジメント・ソフトウェア普及の年」と位置づけ、サービス・マネジメント、ストレージ・マネジメント、セキュリティ・マネジメントの各分野で積極的に新商品を出荷する方針を打ち出している。今回の4製品のあとにも製品出荷が続きそうだ。

(編集局 垣内郁栄)

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