ウェンディが東証でオープニングベル、Oracle 10g出荷記念

2004/4/6

鐘をたたくウェンディと日本オラクル 取締役専務執行役員 山元賢治氏。山元氏が無理やり木づちをウェンディに握らせているようにも見えるがそうではない

 日本オラクルは、データベース製品「Oracle 10g」を4月5日に出荷開始したことを記念し、社員犬ウェンディが国内での納入第1号の東京証券取引所にOracle 10gを納品、オープニングベルを鳴らした。日本オラクル 取締役専務執行役員 山元賢治氏は「日本経済の心臓部である東証がOracle 10gを採用されたことに感謝している。

 東証が採用してくれたこともあってOracle 10gに関して毎日すごい数の問い合わせがオラクルに入っている」と語り、Oracle 10gの上々のスタートを強調した。社員犬就任後に初めてメジャー製品を出荷したウェンディの目にも意気込みが感じられた。
 
 Oracle 10gは「Oracle Database 10g」「Oracle Application Server 10g」「Oracle Enterprise Manager 10g」で構成される。東証は2004年2月に情報系システムの再構成を開始し、 今後4年間で6つの情報系システムをOracle 10gを基盤としたシステムに移行させる予定。従来のシステムと比較して約30%のコスト削減効果を見込んでいる。

記念撮影をする山元氏とウェンディ、東証 代表取締役専務 吉野貞雄氏。吉野氏が手に持つのがウェンディが納入した「Oracle 10g」

 Oracle 10gの納入という重大な仕事を終えたウェンディと山元氏は、株式取引開始時刻の9時に合わせて東証内のVIPルームに移動し、立会い開始の鐘を鳴らした。ウェンディは山元氏に木づちを握らせてもらい、何度か鐘をたたいた。

 鐘がデータベースでライバルとなるマイクロソフト、IBMに見えるのかウェンディは力強く鐘を乱打。その後、ウェンディは東証内を“視察”し、東証職員の皆様と日本経済の今後について議論を交わしたようだった。

(編集局 垣内郁栄)

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日本オラクルの発表資料
日本オラクル ウェンディのページ

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