Visual Studio 2005+SQL Server 2005、日本語で試せます

2004/8/4

米マイクロソフト サーバー&ツール ビジネス シニア バイスプレジデント エリック・ラダー氏

 マイクロソフトは8月3日、2005年に出荷予定の「Microsoft SQL Server 2005」と「Microsoft Visual Studio 2005」の日本語β版を同時にリリースすると発表した。今回の日本語β版は国内の先進的なシステム構築を行うエンジニア向けに提供する。具体的には、MSDNサブスクリプション会員、Tech・Ed 2004 Yokohama参加者、MCPの上位資格MCDBA(Microsoft Certified Database Administorator)およびMCSD(Microsoft Certified Solution Developer)取得者の3者に向けて、Webダウンロード(8月3日から)とメディア発送(9月から)の対応を行う。

 マイクロソフトは Visual Studio 2005のリリースで.NET開発者のエコシステム構築を目指している。言語仕様の強化やSQL Server 2005をはじめとしたほかのプラットフォームとの統合を行いながら、設計、開発、テスト、プロジェクト管理というソフトウェア開発の各局面をスムーズに連結する環境を実現しようとしているのである。
 
 実際、Visual Studio 2005には、「Visual Studio 2005 Team Test Edition」「Visual Studio 2005 Team Developer Edition」「Visual Studio 2005 Team System」「Visual Studio 2005 Team Architect Edition」「Visual Studio 2005 Team Foundation」といったEditionが用意されている。米マイクロソフト サーバー&ツール ビジネス シニア バイスプレジデント エリック・ラダー(Eric Rudder)氏は、マイクロソフトが提唱するITのライフサイクル・マネジメントのためのビジョン「DSI(Dynamic Systems Initiative)」をアピールしながら、ライフサイクルの初期段階にあたる開発フェイズを担うVisual Studioの重要性を強調した。

 なお、Visual Studio 2005の機能強化点の詳細については、「マイクロソフトの次世代開発環境VS 2005を体験する (@IT Insider .NET)」と「マイクロソフトが開発ツールの将来 計画を発表 (@IT Insider .NET)」を参照してほしい。

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マイクロソフトの発表資料

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