Macromedia Flash Player 7、Solarisにも対応

2004/9/23

 マクロメディアは9月22日、Solarisに対応した「Macromedia Flash Player 7」をリリースした。同社によるとMacromedia Flashは「全世界のインターネット接続可能なデスクトップの98%に搭載されているソフトウェアプラットフォーム」であるという。

 「Macromedia Flash Player」は、プレゼンテーションソフト「Macromedia breeze」やMacromedia Flashオーサリングツールで作成されたコンテンツのためのランタイムである。このランタイムをサポートするプラットフォームが拡大することは、同ランタイム上で動作するアプリケーションの普及を後押しする要因にもなる。

 米マクロメディアのプロダクトマネージメント担当バイスプレジデント ジェフ・ワトコット(Jeff Whatcott)氏は「多くの企業がMacromedia Breezeを利用するようになってきている」とし、このアプリケーションの対象範囲が「Solaris搭載のワークステーションにまで広がるだろう」とコメントしている。

 一方、最近デスクトップ環境の強化に関心を寄せているサン・マイクロシステムズにとっても、表現力豊かなコンテンツが展開可能なFlashがSolaris上で動作することはプラス要因となるだろう。サン・マイクロシステムズの常務取締役である末次朝彦氏は「Solaris上でFlashが利用可能になることは、リッチインターネットアプリケーションの可能性を広げるものとなる」とコメントしている。ただし、サンは独自の3次元デスクトップ環境「Project Looking Glass」を開発中である。

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