MS、AIU保険がタッグで個人情報保護セミナー開催
2005/1/6
マイクロソフトとAIU保険は協業し、中小規模企業を対象にした個人情報漏えい対策セミナーを全国7都市で開催すると発表した。マイクロソフトは、両社の協業で「個人情報漏えい対策をITおよび保険の両観点から中小規模事業所に啓発活動を展開することが実現」するとしている。
2005年4月に完全施行される「個人情報の保護に関する法律」については、特に中堅・中小規模企業で対策の遅れが指摘されている。中小規模の企業でも保有する個人情報は大量になるケースは多いが、IT化が進んでいないため、情報管理が難しいのが現状。個人情報保護の対策に取り組みたくても、専任の運用管理者がいないため適切な対策ができない企業も多い。
1月17日から開催するセミナーでは、両社がITを活用した情報漏えい対策を説明する。個人情報とは何か、から始まる情報保護に対する基礎的な考えやプライバシーマーク取得に関する情報、ITを活用した個人情報保護対策、個人情報漏えいのリスクに対する保険商品などを説明する。
AIU保険はセミナーの参加者に対して、独自に開発した「個人情報管理診断システム」を紹介する。個人情報管理診断システムは、企業の個人情報保護対策を組織、技術、人、物理的安全管理、業務委託先の監督などの観点から計48の項目でチェック。個人情報保護の取り組みを100点満点で診断する。企業のリスクを洗い出し、過去の類似事例からその企業で起きる可能性がある事態を指摘する。企業は個人情報管理診断システムを利用することで対策の改善ポイントを把握できるという。
個人情報管理診断システムはAIUの支店、代理店を通じて無償で提供される。企業のほかに病院や学校などの診断も可能だという。
(編集局 垣内郁栄)
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マイクロソフトの発表資料
AIU保険の発表資料
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