キャラクターが大集合、KDDIが携帯向けゲームポータル開設

2005/2/10

 KDDIとスクウェア・エニックスは2月9日、ユーザーが好みのゲームを簡単に見つけ出し、ダウンロードできるau携帯電話向けのポータルサイト「EZ Game Street!」をauのインターネットサービス「EZウェブ」上で2月10日に開設すると発表した。

「EZ Game Street!」に参加するキャラクターたち。中央はKDDIの執行役員 コンテンツ・メディア本部長 高橋誠氏

 KDDIの執行役員 コンテンツ・メディア本部長 高橋誠氏によると、パケット通信の定額サービス導入後に音楽配信サービス「着うたフル」の利用が急増し、2004年12月にはコンテンツの売り上げで着信メロディを抜いた。コンテンツ収入に占めるゲームの比率は現在15%だが、KDDIでは「着うたフルに続き、今後はゲームが来る」とみていて、ポータルサイトの開設でユーザーの獲得を加速させる考えだ。

 EZ Game Street!は従来のテキストを中心とした携帯電話のゲーム紹介と異なり、ゲームのキャラクターとテーマ音楽で各ゲームを紹介するのが特徴。「ドラゴンクエスト」など大ヒットしたゲームのキャラクターとテーマ音楽をポータルに掲載し、ユーザーにアピールする。「ユーザーはゲームのタイトルを見てもどのようなゲームか分からないが、キャラクター、音楽からなら分かる」(高橋氏)。高橋氏は「古いゲーム・コンテンツの2次利用が携帯電話では重要」と指摘し、キャラクターやテーマ音楽が広く知られている過去の人気ゲームをEZ Game Street!に掲載する考えを説明した。

 EZ Game Street!では見つけたゲームをその場でダウンロードし、遊ぶことができる。参加するのはゲームメーカー43社で、350以上のゲームがダウンロード可能。ゲームの攻略情報を交換できるコミュニティや、気に入ったゲームのプレイステーション版などパッケージ製品を購入できるショッピングサイトも同時に設けるという。

(@IT 垣内郁栄)

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KDDIの発表資料
スクウェア・エニックス

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