SuperStreamがリッチクライアント化、SSJが新版を発表
2005/4/21
エス・エス・ジェイ(SSJ)は4月20日、ERPパッケージ製品の新バージョン「SuperStream-CORE Version3.0」を5月31日に発売すると発表した。従来のバージョンからのクライアント/サーバ環境に加えて、Webシステム化してリッチクライアント環境に対応したのが特徴。マイクロソフトの.NET環境のリッチクライアントソリューション「スマートクライアント」を活用し開発した。
SSJの代表取締役社長 佐藤祐次氏 |
基本的な機能は前バージョンの2.0と同じ。Webシステム化を行ったことでクライアントソフトウェアの配布や管理、WAN環境への対応など管理者、ユーザーの利便性を高めた。クライアント/サーバの環境も残したので、企業の社内ではクライアント/サーバ環境、外部からのアクセスはWebシステム環境などと使い分けることができるという。SSJの代表取締役社長 佐藤祐次氏は新バージョンを「クライアント/サーバとWebのハイブリッド・アプリケーション・モデル」としたうえで「2010年までの私たちの主力製品になる」と述べた。
SuperStreamは.NET環境で開発。クライアントの実行環境にも.NET Framework1.1を利用する。新たにアドオン開発用にユーザー・インターフェイスで使用する標準コンポーネント集を用意。前バージョンの2.0と新バージョンのデータベースに互換性を持たせたり、プログラム開発ツール「PowerBuilder」や「VisualBasic」を引き続き使えるようにするなど、システム導入のパートナーやユーザーが容易に新バージョンに移行できるようにしている。
出荷開始は2005年8月31日の予定。価格は3ユーザーで300万円からで、バージョン2.0と同じ。発売後1年で100社の導入を目指す。
佐藤氏は「売上高が100億円から500億円までの中堅下位企業の開拓を再開する」と説明。特に大企業から始まったグループ企業間のシェアードサービスの流れが中堅企業に波及しているとして、製造業、小売業に力を入れると述べた。
(@IT 垣内郁栄)
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SSJの発表資料(PDF)
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