設計書から50%以上のコードを生成、日立ソフトの開発ツール

2005/5/20

 日立ソフトウェアエンジニアリングは5月20日、Webアプリケーション開発ツール「Assam anyWarp」の機能拡張版「anyWarp Development Kit Version 4.0 Enterprise Edition」を発表した。画面遷移制御だけでなく、サービスを構成する業務サービスやJavaバッチプログラムについても設計書からソースコードを自動生成できるようになった。

 同ツールのソースコード自動生成は4つのレベルで機能する。つまり、「画面詳細定義書」や「画面遷移定義書」からユーザーインターフェイスのソースコードを生成する機能と「テーブル定義書」からテーブル定義/アクセスクラスを生成する機能、「バッチ設計書」からバッチシナリオを生成する機能に加え、「シナリオ設計書」を業務サービスのコードへと生成する機能である。

 業務部門がこれらの設計書を作成することで、業務サービスやJavaバッチの設計をIT部門と共同で進めることが可能になる。同社によると、これらの設計書から50%以上のソースコードが自動で生成でき、その結果、コーディングにかける開発期間やコストの削減に貢献するとしている。

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日立ソフトウェアエンジニアリングの発表資料

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