帳票ソリューションが.NET Framework対応に、ウイングアーク
2005/6/9
ウイングアーク テクノロジーズは6月6日、業務帳票出力ソリューション「Super Visual Formade」(SVF)を用いてMicrosoft.NET Framework上で帳票の開発ができるようにした「SVF for .NET Framework」と、別売りで専用のプリンタドライバを発売した。
ウイングアーク テクノロジーズ 広報室マネージャーの金子清氏 |
SVF for .NET Frameworkを使えば、.NET Framework上でSVFを使って、帳票アプリケーションが開発できるようになる。また標準で搭載しているドライバで、SVF for .NET Frameworkで作成した帳票を主要なプリンタメーカーのプリンタでコマンド印刷も可能だ。ウイングアークは、帳票をPDF、HTML、CSV、TIFFなどのファイル形式に変換するドライバや、ファクス、JavaPrintなどに出力するドライバも提供してきた。同社はSVFによって、.NET Frameworkの開発においても、基幹業務に適用できる本格的な帳票開発と運用を実現していくとしている。
価格は、SVF for .NET Frameworkのサーバ製品が80万円。クライアントライセンスが1ユーザー当たり3万円から。オプションでラベルプリンタのドライバ(サーバライセンス:30万円)などもある。初年度の導入目標は300社。
同社はまた、.NET Frameworkの帳票開発環境として、帳票開発デベロッパーズキット「SVF .NET Framework Printing Developer's KIT」を無償提供することも発表した。
SVF .NET Framework Printing Developer's KITは、ウイングアークのパートナーのソフトウェアベンダが、自社の開発フレームワークに.NET対応の帳票出力コンポーネントを組み込んで出荷するための製品。ウイングアーク 広報室マネージャーの金子清氏は、「SVF .NET Framework Printing Developer's KITにより、システム開発者は.NET Frameworkで開発した帳票アプリケーションと一体型のプリンタドライバを利用でき、セキュアな帳票出力環境を構築できるようになる」と述べた。
(@IT 富嶋典子)
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