ファウンドリー、1.536Tbpsの能力を持つL2/3スイッチ

2005/6/11

 ファウンドリーネットワークスは6月9日、企業やデータセンター向けのレイヤ2/3スイッチ「BigIron RXシリーズ」を7月1日に出荷すると発表した。ハーフスロットモジュールを採用した点や、ハードやソフトの不具合発生時でも運用を止めずにホットスワップができる点が特徴だ。

米ファウンドリーネットワークス レイヤ2/3スイッチング&ルーティングソリューションビジネスユニット 副社長 ケン・チェング氏
 BigIron RXシリーズには、BigIron RX-4やBigIron RX-8、BigIron RX-16の3つのシャーシモデルが用意されている。BigIron RX-4は、高さ4ラックユニットで4つのハーフスロットモジュールをサポートし、384Gbpsのスイッチング能力を持つ。BigIron RX-8は高さ7ラックユニットで8つのハーフスロットポートモジュールをサポートし、768Gbpsのスイッチング能力となる。最もハイエンドなBigIron RX-16は、高さ14ラックユニット、16のハーフスロットポートモジュールをサポートし、1.536Tbpsのスイッチング能力を持つ。

 米ファウンドリーネットワークス レイヤ2/3スイッチング&ルーティングソリューションビジネスユニット 副社長 ケン・チェング(Ken Cheng)氏は、新シリーズをハーフスロットモジュールにした理由を、「ユーザーがビジネスの拡張に合わせて、自由に組み合わせやすいようにした。また、ハードウェアの不具合発生時に、不具合のあるスロットのみを交換すればビジネスが継続できるようになったほか、ソフトウェアのアップデートも運用を止めずに行えるようにした」と説明した。

 チェング氏は、BigIron RXシリーズが「Interop Tokyo 2005」の『Best of Show Award』を受賞した理由を、「機能的にもデザイン的にもユーザーニーズに応えることができたからだ。価格も、最新標準技術のコンポーネントを活用したことで2万ドルから購入できるようにした。これは既存製品に比較して、約25%安くなっている」と語った。

(@IT 富嶋典子)

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