マイクロソフト古川CTOが退職〜今後は個人として活躍

2005/6/11

 マイクロソフトは6月10日、米マイクロソフト バイスプレジデント兼マイクロソフト日本法人の執行役 最高技術責任者(CTO)である古川享氏が6月30日をもってマイクロソフトのすべての職を退き、同社を退職すると発表した。今後は個人として同社を支援していくという。

3月に開催したマイクロソフトのイベント「The Student Day」での古川氏
  古川氏は1979年にアスキーに入社し、雑誌の副編集長やプログラマ、営業、取締役などを経た後、1986年にマイクロソフトの日本法人設立と同時に初代代表取締役社長に就任した。以後、1991年からは代表取締役会長を務め、2000年4月までの15年間に渡りマイクロソフト日本法人の“顔”として活躍した。

 2000年5月には米国本社のコンシューマ戦略担当 バイスプレジデントに就任し、2004年2月に日本に戻るまでの4年間は米国を拠点に活動。先進技術の普及/促進やコンピュータセキュリティといった問題への取り組みを通じて、さまざまな企業や政府機関などとの連携活動を担当したという。

 2004年2月には再度日本に活動の拠点を戻し、マイクロソフト日本法人の執行役として最高技術責任者などを歴任し、イベントやセミナーなどに多数出席。マイクロソフト日本法人の活動を広く啓もうした。マイクロソフト広報によると、古川氏は「いまのところ、起業や他社へ移籍する予定はない。今後は個人としてマイクロソフトに協力し、応援していく」とコメントしているという。

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マイクロソフト報道発表資料

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