SoftEther VPN 2.0、UNIX系OSもサポート
2005/10/1
ソフトイーサは9月30日、UNIX系OSに対応したSoftEther VPN 2.0 Release Candidate(RC1)を公開したと発表した。住民基本台帳カード内の電子証明書を用いたユーザー認証が可能になったほか、VPNパケット処理にかかわる遅延時間を短縮するなど、SoftEther VPN 2.0 Beta 4公開後から現在までに寄せられたユーザーの要望や不具合修正を適用している。
Windows以外のUNIX系OSに対応したことで、運用ポリシー上の問題などでWindowsサーバをVPNサーバやVPNゲートウェイとして利用することができなかった環境でもVPNサーバを構築できるようになった。特に企業向けでは、米サン・マイクロシステムズのSolarisおよびSPARCに対応し、SoftEther VPN 2.0の利用環境を拡大した。さらに、IBM PowerPCや日立製作所のSH4など組み込み分野での利用頻度が高いCPUをサポートすることで、ネットワーク機器やデジタル家電にSoftEther VPN 2.0を組み込む技術的な可能性も拡大した。
同社ではRC2を10月末にリリースする予定で現在開発作業を行っている。また、SoftEther VPN 2.0に関するオンライン・マニュアルを10〜11月にかけて公開するために整備している最中。
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