マイクロソフトが個人向けWebソフトサービスを提供開始
2005/11/3
米マイクロソフトは11月1日(現地時間)、オンラインソフトサービス「Windows Live」と「Microsoft Office Live」を発表した。Windows Liveのサービスの1つである「Live.com」では、Web上のお気に入りのコンテンツを集めて表示したり、Hotmailの進化版ともいえる「Windows Live Mail」も利用できるなど、自分用にカスタマイズできるポータルサイトのような利用方法が可能だ。Live.comの日本語版もすでに公開されており、利用できる。
米マイクロソフトが公開した「Live.com」の画面イメージ。日本語も選択できる |
Live.comはログインすると、新たに構築されたWebメールサービス「Windows Live Mail」や、IMやファイル交換、電話機能が利用できる「Windows Live Messenger」、天気情報やユーザーが指定したRSSなどを閲覧することができる。デザインや表示する機能・場所はユーザーごとにカスタマイズ可能で、各人が好きなサイトや好きな機能だけを選択して表示することができるようになっている。
そのほか、Web上でウイルススキャンができる「Windows Live Safety Center」や、会員制のセキュリティサービス「Windows OneCare Live」、お気に入りをWeb上に保存しておける「Windows Live Favorites」なども用意されている。Windows Liveは、当面広告だけで運用され、ユーザーは無料で利用できるが、将来的には会員制やトランザクション課金も検討されているという。
Microsoft Office Liveは、従業員10人以下の中小企業向けのインターネットホスティングサービスで、単独もしくはMicrosoft Office製品と統合して利用することが可能だ。
基本サービスの「Office Live Basics」では、ドメイン名の取得や30MbytesのWebサイト容量、メールアカウントなどのサービスを無料で提供する予定。ただし、広告が入る。有料の「Microsoft Office Live Essentials」は、Office Live Basicsに加えてMicrosoft Officeと連動させることができる。最上位の「Microsoft Office Live Collaboration」では、顧客管理やプロジェクト管理、ドキュメント管理などの企業向けサービスが提供される予定だ。
(@IT 大津心)
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米マイクロソフトの発表資料
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