30周年を機に自社製品のパートナー販売強化、ビーコンIT
2005/11/10
ビーコンITは自社製品に関してこれまでの直接販売中心のビジネスを転換し、パートナー販売を強化すると11月9日に発表した。パートナー支援プログラムの「BeaconIT Authorized Partner Program」(BITAP)を発表。ビーコンITの常務取締役 辻康孝氏は今年4月にパートナービジネスを担当するグローバルパートナービジネス事業部を設立したことを説明し、「来年の会社設立30周年を機にパートナービジネスに力を入れる」と強調した。
ビーコンITの常務取締役 辻康孝氏 |
ビーコンITは海外ベンダ製品の代理販売と自社製品の販売をこれまで行ってきた。今後は自社開発製品のパートナー販売を強める。パートナー販売する自社製品はETLツールの「Waha! Transformer」、メインフレームのアプリケーションをWeb化、XML化するミドルウェア「EXTES Xuras」、XML情報共有プラットフォーム「Xuras inicio」、ドキュメントワークフローエンジン「Xuras Workflow」、データベース検索エンジンの「TimeCube Retriever」。独Software AGの製品「Tamino XML Server」もパートナー販売を行う。
パートナー支援プログラムのBITAPは、パートナーを3つに分類。ビーコンIT製品を組み込んだソリューションを開発する「アライアンスパートナー」と、システム・インテグレーション、販売代理を行う「ビジネスパートナー」、製品の2次代理となる「販売協力パートナー」。それぞれのパートナーに応じて特別仕切価格を設定し、販売を支援する。具体的にはプリセールス支援、セールスツールの提供などの営業支援と、セミナー、イベントなどでのプロモーション支援、販促用ライセンスの提供や技術サポートなどの技術支援を提供する。パートナー専用Webサイトも立ち上げる。
ビーコンITは現在10社の販売代理店があるが、BITAPの立ち上げで2006年3月までにビジネスパートナーを20社、販売協力パートナーを50社獲得することを目指す。パートナービジネスの強化で来年度の売り上げを30%アップさせるのが目標。包括的業務提携も含むアライアンスパートナーについて、ビーコンIT グローバルパートナービジネス事業部長 樋口恵一氏は「いくつかの話がある」と述べた。
(@IT 垣内郁栄)
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ビーコンITの発表資料
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