ブログのマーケティング活用に期待、日本広告主協会

2005/11/29

 社団法人日本広告主協会 Web広告研究会(WAB)は11月28日、「ブログ書き込み調査」に関する調査結果を発表した。同調査は、ブログで企業の製品がどのように書かれているかなどを質と量の両面から調べたもの。対象ブログ数は約100万。調査の結果、WABは「ブログで製品が言及される場合、ポジティブなものが多い」など、ブログが企業のマーケティング活動に有益なメディアであるとの期待を示した。

 調査結果はブログのメディアとしての特徴を端的に導き出していた。例えば、「ニュースは、機能的商品の方がよりブログに取り上げられているようだ」「プレスリリースの効果は瞬間風速的に盛り上がりすぐに下火になるようだ」「ニュースに比べると継続性が高く、取り組み方次第では口コミ効果を最大化できそうだ」など。

 これらの調査結果からWABではいくつかの分析結果を導き出している。

 プロ顔向けの詳細な分析や評価を行うもの、詳細な比較、実体験に基づく感想情報など、企業にとって“よい情報”が載っているブログは多数あるが、有名人のブログのような多数の読者がおらず、埋もれてしまいがちだという現状がある。このような“詳細&優良ブログ”がポテンシャルバイヤーにうまく伝わる仕組みを作ることは、企業によってもブロガーにとっても、また周囲の読者にとっても有益であるとWABでは分析している。また、キャンペーンで獲得したファン層をブログを活用してタイミングよく囲い込み、商品を根付かせたり、さらなる盛り上がり仕掛けることも十分可能だとみている。

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社団法人日本広告主協会

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