メッセージングインフラを1台のハードに凝縮、ミラポイント

2005/12/13

Mirapoint Message Server M50

 ミラポイントジャパンは12月12日、中小規模企業向けのオールインワン型電子メール・アプライアンスサーバ「Mirapoint Message Server M50」を発表した。メールサーバ機能、セキュリティ機能、カレンダ機能、グループウェア機能など情報系のアプリケーションを1台のハードウェアに統合した。500ユーザー(50ユーザー単位)まで対応する。

 電子メールに特化したアプライアンスサーバの優位性について同社では「導入後のメンテナンスがほとんど必要なく、すべての機能をGUIで一元的に管理することができる」点にあるとする。Windowsのような汎用OSを使用せず、独自のOS(「MOS 3.7.2」)を搭載、冗長性を確保するためにRAIDサーバを組み込むなど、セキュリティ設計にも注意を払っている。

 なお、同アプライアンスで提供する機能は、バンドルされるパッケージを選択して追加する形となる。アクセスライセンスとして「POP3&IMAP4」「Webmail Corporation」「GroupCal Corporation」、セキュリティライセンスとして「Anti-Spam」「Anti-Virus」「SSLサポートライセンス」、LDAPライセンスとして「Mail Routing」「Directory License」をそれぞれ用意している。

 価格は最小構成で189万円から。中小規模企業を主な販売先としているため、2次代理店網を新たに構築する予定。現在、同社には3社の1次代理店があるが、これらの代理店1社に対して5社の2次代理店を募集する。

(@IT 谷古宇浩司)

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ミラポイントジャパンの発表資料

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