迫る2007年問題に対応、ベリングポイントとピープルソフト協業

2006/1/20

 ベリングポイントと日本ピープルソフトは1月19日、人事分野で協業すると発表した。協業の第一弾としてベリングポイントの人材育成モデルと、ピープルソフトの人材管理アプリケーション「PeopleSoft Enterprise ヒューマンキャピタルマネジメント」(PeopleSoft HCM)を連携させた人材育成のコンサルティングサービスを提供開始する。

 団塊世代の大量退職が始まる「2007年問題」や、非正規雇用従業員の増加、企業の買収・統合、人材の流動化など人事関連の課題は増えていると両社は指摘。「企業はいかに適正な能力を持ったコア人材を広くグループ内で発掘し、育成し、適正配置するかといった人材マネジメントが必要不可欠で、そのためには、統合企業ビジョンを体現する人材育成の仕組みとモニタリングの構築が非常に重要」としている。

 ベリングポイントの人材育成モデルは、必要人材要件の定義やグループ内の人材マップ作成、モニタリング、必要アクションの提言などで構成し、「短期間で人材育成の仕組み構築が可能になる」(同社)。PeopleSoft HCMは人材戦略の立案や業務遂行、パフォーマンスの測定、分析などを可能にするアプリケーション。人材育成モデルとPeopleSoft HCMを組み合わせることで、「顧客企業のビジネス特性と業務要件に合致した実践的な人材育成システムの導入が可能になる」と両社は訴えている。

(@IT 垣内郁栄)

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