1000万件のURLを利用、ソニックの新フィルタリング製品
2006/1/25
キヤノンシステムソリューションズ セキュリティソリューション事業部 事業部長 稲田清崇氏 |
キヤノンシステムソリューションズとソニックウォールは1月24日、URLフィルタリング製品「GURDIANBOX URLFilter」を共同で開発したと発表した。同製品は、ソニックウォールのコンテンツ・フィルタリング製品「CSM2200」を元に、キヤノンシステムソリューションズの日本語サイトのURLデータを追加するなどして新たに開発したもの。従来430万件だったURLデータベースの情報量は1000万件強まで拡大した。販売は2006年2月から。ソニックウォールにとっては日本初のコラボレーション製品である。
キヤノンシステムソリューションズ セキュリティソリューション事業部 事業部長 稲田清崇氏は「GURDIANBOX URLFilter」を中規模企業を対象として販売していきたい、と話す。稲田氏によると、日本国内のセキュリティ市場は、従業員1000人以上の大規模企業と100人以下の小規模企業が“主戦場”であり、300人程度の中規模企業群に適応する製品が欠けていたという。特にコンテンツセキュリティ管理製品の市場は、いまだ啓蒙活動期にある。市場の成熟とともに中規模企業群の開拓が進むと同社では見ているようだ。
主要機能はURLによるコンテンツフィルタリングだが、スパイウェアやアンチウィルス機能も追加可能。新しいURLの評価をリアルタイムで行う動的評価エンジンを搭載している。
(@IT 谷古宇浩司)
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