三井物産、“世界最先端の”ネットマーケティング会社設立
2006/3/2
三井物産は3月1日、同社が培ったインターネット・マーケティングサービス事業を集約するために、100%子会社として三井物産ヴィクシアを設立し、営業を開始したと発表した。三井物産が手掛ける「miems」や「LISTOP」などと連携し、日本初の総合インターネット・マーケティングサービスを提供する。3年後に売り上げ100億円を目指す。
三井物産ヴィクシア 代表取締役社長 坂田祥司氏 |
坂田氏は三井物産ヴィクシアのサービス概要として、「まずLISTOPのリスティング広告で潜在顧客を見つけ出し、LinkShareのアフィリエイト広告で顧客を獲得。その顧客に対して、電子メールマーケティングの「miems」でコミュニケーションを取り、共通ポイントプログラムの「NetMile」で囲い込むという、一連のサービスができあがっている」と説明。「これに加えて、第5、第6のサービスを追加してさらにサービスを強化したい」(坂田氏)と述べた。
同社は、国内のEC市場は2005年で5兆円程度、2009年には8兆円を超えるほどに成長するとし、国内インターネット広告市場規模も2005年の2600億円から2007年には4600億円まで拡大するという予測を例に挙げ、「このように今後もインターネット広告は拡大を続ける。さらにインターネット広告は広告効果の定量化が可能であるため、マーケティングが非常に有効だ」(坂田氏)と語り、自信を見せた。
今後の予定では、米国Feedsterのブログ(RSS)検索サービスを立ち上げ、検索連動型広告の管理・分析事業や、インターネットによる広告ネットワーク事業、動画・音声検索エンジン、分野特化型検索エンジンなどの事業化を検討しているとした。
(@IT 大津心)
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