コンシューマ版Windows Vista提供が延期、2007年1月に

2006/3/23

 米マイクロソフトは3月21日、年内を目指していたクライアントOSの新版「Windows Vista」のコンシューマ版の提供開始を、2007年1月に延期すると発表した。企業向けのボリュームライセンス版は2006年11月に提供開始する。

 Windows Vista日本語版の提供開始時期は未定。米マイクロソフトのPlatforms&Services Division担当 共同プレジデントのジム・オールチン(Jim Allchin)氏はコンシューマ版の延期について、「PC業界にとっては、年末商戦期へ向け『Windows Vista』をPCに搭載して提供するためには、多くの準備期間が必要。そこでマイクロソフトは、PC業界に最適な対応をするべく、企業向けとコンシューマ向けのWindows Vistaの提供時期を分離することにした」とコメントしている。

 マイクロソフトは2006年第2四半期に、200万人を対象にしたコンシューマ版Windows Vistaのベータ版提供を開始する予定。2006年中に開発を完了させ、翌年1月に提供開始する。

(@IT 垣内郁栄)

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マイクロソフトの発表資料

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