ノキア初のFOMA端末が国立博物館で(再)デビュー
2006/4/4
2006年1月にノキア・ジャパンの代表取締役社長となったタイラー・マクギー氏とFOMA850iG |
ノキア・ジャパンは4月3日、「NEW BEGINNING」と題し、3月17日にNTTドコモからすでに発売済みの新端末と、2006年1月に就任した新社長をプレス向けに披露するイベントを開催した。
同社がイベントの開催場所として選んだのは、東京・上野の東京国立博物館法隆寺宝物館。仏像や染織など、7世紀を中心とした古代美術が陳列されているこの建物のロビーで、当初はトイレットペーパーも作るパルプ製造メーカーだったノキアと同社の携帯電話の歴史を振り返りながら、最新端末にかける意気込みを示した。
ノキア・ジャパン社長のタイラー・マクギー(Tyler McGee)氏は、ノキア初のFOMA対応端末である「FOMA NM850iG」を紹介した。
マクギー社長がまず強調したのは同社の携帯電話市場における強固な地位。「世界におけるノキアの携帯電話のシェアは33%。ユーザーは世界中に10億人いる。3G携帯電話でも世界最大のメーカーだ」(マクギー氏)
そのノキアは、FOMA端末でも国際性を売り物にする。NM850iGはGSM方式にも対応したデュアルモード携帯端末。国際ローミングで、海外から音声通話やiモード、iモードメールの利用が可能なのが最大の特徴だ。
「NTTドコモの調査によれば、海外で利用できる携帯電話が必要だと考えている人は83.4%、しかし実際に海外に携帯電話を持って行った人は24.9%しかいない」。NM850iGなら、国内でも海外でもいつでも持ち歩けるとマクギー氏は訴えた。
PCとの接続性のよさも大きな特徴。NM850iGは、USB、Bluetoothのどちらでも、PCとデータのやり取りができる。スケジュールはOutlookやLotus Notesとの同期も可能だ。日本ユーザーへの気配りとして、文字入力では予測変換機能を備えている。
「NM850iGは、ノキアが日本市場にコミットしていることを象徴する製品」だとマクギー氏は語った。
(@IT 三木泉)
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ノキア・ジャパンのNM850iG発表資料
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