携帯端末、家電向けFlash新バージョン、アドビ
2006/1/11
アドビ システムズ マーケティング本部長 伊藤かつら氏 |
アドビ システムズは1月10日、Macromedia Flash Lite2(以下Flash Lite2)とMacromedia Flash Player SDK7(以下Flash Player SDK7)を発売すると発表した。Flash Lite2は携帯電話/家電機器向けに開発したFlash Playerのメジャーバージョンアップであり、Flash Player SDK7はWebブラウザ機能を備えた家電機器用Flash Playerだ。
いずれもFlash Player7をベースに構築している。ActionScript2のサポートやUnicodeのサポート、一貫したデータ管理、メモリ消費量の低減、XMLデータ処理の向上など、携帯端末・家電機器上でユーザーインターフェイスを開発するためのさまざまな機能向上が図られている。
2005年より、同社の携帯電話・家電機器向けビジネスが活発化している。これらのビジネスの根幹をなしているのは買収したマクロメディアの製品群だ。同社は、コダックやソニー、iriver、MagicBoxなど大手家電メーカーでのFlash技術の採用を大々的に発表するなどマーケティング活動にも力を入れている。
同社によるとFlash技術に対応した消費者向け製品の出荷台数は4500万台以上、Flashに対応したモバイル端末の出荷台数は2005年に1200万台から4500万台と3倍以上に増えた、としている。
今回同社が発表した技術は、2006年後半以降に発売する機器に搭載される予定。
(@IT 谷古宇浩司)
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