サーバサイドJava対応グラフツール、グレープシティが新版

2006/5/19

 グレープシティは5月17日、サーバサイドJava対応のグラフ表示コンポーネント「JClass ServerChart 5.5J」とレポート作成コンポーネント「JClass ServerReport 5.5J」を6月下旬に発売すると発表した。それぞれ機能を追加し、バージョンアップした。

 両製品ともクエスト・ソフトウェアが開発。グレープシティが販売代理店として販売する。価格はいずれも開発ライセンスが1CPU当たり23万9400円、運用ライセンスが1CPU当たり55万4400円。前バージョンと比較して2CPU以上利用の場合の価格を値下げした。

 ServerChart 5.5Jは、サーバ上のデータベースなどから生成したグラフをWebサイト上で表示するコンポーネント。基本グラフ13種のほか、フローティングチャート、ヒストグラムなどが表示可能。金融機関などの利用が多く、一般ユーザー向けにWebサイトで分かりやすいグラフを見せるための機能を盛り込んだ。

 新バージョンではJSF(Java ServerFaces)に対応し、JSFコンポーネントとして「Sun Java Studio Creator」「IBM Rational Application Developer」と統合した開発が可能になった。グラフ表示も機能を追加し、より分かりやすいグラフを描画できるという。

 JClass ServerReport 5.5Jは帳票出力ツール。他社のツールと比較して自由度が高く、複雑な帳票を作成できるという。新バージョンでは従来のPDFに加えて、Rich Text Format(RTF)形式でもレポートを出力できるようにした。

 グレープシティによるとJClassシリーズは年間300システムに導入している。新バージョンの投入で300システムを上回る導入数を目指すという。

(@IT 垣内郁栄)

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「JClass ServerChart 5.5J」のページ
「JClass ServerReport 5.5J」のページ

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