Google Earthバージョンアップ、解像度が4倍に
2006/6/14
米グーグルは6月13日(米国時間)、ツール上で衛星画像を閲覧することができるソフトウェアの最新版「Google Earth 4」ベータ版を公開した。最新版では、ユーザーインターフェイスが簡素化されたほか、衛星画像の解像度が約4倍にアップしたのが特徴だ。
Google Earthは、専用ソフトウェアをダウンロードおよびインストールして利用する、衛星画像を閲覧するためのソフトウェア。ソフトを起動すると、インターネット経由で衛星画像の画像をストリーミング形式で表示する仕組みなので、地図情報をクライアント側で持たない。1年ぶりにリリースされたバージョン4では、衛星画像の解像度が約4倍にアップしたほか、インターフェイスが簡素化され、一部日本語にも対応した。
ローカライズも進み、従来は英語版のみだったが、今回新たにフランス語やドイツ語、イタリア語、スペイン語に対応した。日本語もインターフェイスや検索、地名表示の一部で利用できるようになった。解像度がアップしたことで、世界の人口密集地の3分の1以上の地域で1メートルを切る約70センチメートルの解像度の画像が表示されるようになった。
また、グーグルが今年3月に買収した@Last Softwareの3Dデザインソフト「SketchUp」を利用して画像上のレンガやガラスといった建物の外観を加工し、よりリアルに表示されるようになったという。対応OSは、従来のWindowsとMacintoshに加え、新たにLinux(カーネル2.4以上)に対応した。
エンタープライズ向けのサービスでは、「Google Maps for Enterprise」にて有料のライセンスとサポートを提供する。このサービスは、企業内のWebサイトや社内アプリケーションにおいてGoogle Mapsを組み込んで利用したいユーザー向けにGoogle Mapsを提供するというもの。グーグルによると、Google Maps APIを利用すれば、顧客の所在地や商品の現在位置を地図上で表示したりすることができるという。
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Google Earth 4
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