PFU、スキャナーとの連携が可能な紙文書管理ソフト
2006/6/15
PFUは6月14日、紙文書のデジタル化作業を効率的にできる文書管理ソフトウェア「楽2 DocumentManager V1.0」(らくらく ドキュメントマネージャ)の販売を開始すると発表した。業務用スキャナとの連携によって紙文書の効率的なデジタル化を可能にするほか、バインダーを閲覧しているかのようなGUIを採用し、Windowsに不慣れなユーザーにも対応する。
PFU プロダクト本部 ソフトウェアプロダクト事業部 事業部長 辻正信氏 |
この問題を解決すべく、楽2 DocumentManagerでは文書管理体系テンプレートを用意したほか、業務用スキャナとの連動、登録票とキーワード抽出による登録の簡素化、新しいGUIの開発などを実施した。文書管理テンプレートは文書管理の専門家が作成したもので、技術部門や経理部門、製造部門用など、業務に合わせて7種類用意した。
スキャナとの連携では、サイズが異なったり、片面印刷と両面印刷が混在する文書など、さまざまな条件の文書を自動的に識別する機能や、OCR機能文字認識技術を用いることで自動的に修正。また、あらかじめデータの保存先や枚数を指定しておく「登録票」を挟むことで、電子化の作業を大幅に軽減できるという。PFU プロダクト本部 ソフトウェアプロダクト事業部 担当部長 北出和彦氏は、「登録票を利用することで、データの保存場所などを指定できるのでスキャナに張り付かなくてよくなる。これにより、電子化の作業を大幅に軽減できるはずだ」と語った。
文書管理ソフトウェア「楽2 DocumentManager V1.0」の画面イメージ。画面上にバーチャルなラックを用意し、Windowsの操作に慣れていないユーザーでも文書を閲覧できるとしている |
PFUが想定するユーザーは、200名〜600名程度の研究開発部門や流通業、製造業など。さらに大規模なユーザー向けには、コンサルティングも交えて同社の別製品「OnBase エンタープライズ・ソリューション」を提供する。
(@IT 大津心)
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