国内ベンダ初、JBI1.0に対応した商用ESB製品化、NEC

2006/6/30

 NECは6月29日、アプリケーションサーバの最新版「WebOTX ver6.4」を6月末に出荷すると発表した。同社では今後3年間で6万本の販売を見込んでいる。

 「WebOTX ver6.4」では、2つの新たな機能を追加した。1つは、メッセージ交換の標準仕様「JBI1.0」に対応したESB製品「WebOTX Enterprise Service Bus」、もう1つは、.NETアプリケーションとEJBアプリケーションを連携する「EJBゲートウェイ機能」だ。「WebOTX Enterprise Service Bus」におけるJBI1.0対応は国内ベンダで初めて。

 加えて、アイウェイ・ソフトウェア日本支社と協業し、(アイウェイの)250種類以上あるレガシーシステムアダプタ製品を販売する。これらのアダプタ製品はWebOTX上での動作検証が実施される。これらのアダプタ製品を用いることで、NEC製および他社製メインフレームで動作するアプリケーションや、ERP、CRMなどの各種業務パッケージをSOA環境で運用することが可能になる。

 NECはレガシーシステムのマイグレーション需要に対して、「WebOTX ver6.4」を基盤としたSOAシステムの構築で対応していく方針。今後3年間で500件のSOAシステム構築を受注したいとする。

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NECの発表資料

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