CAのウイルス対策ソフトは“値段と軽さ”勝負!?
2006/10/5
日本CAは10月4日、個人向けセキュリティ対策ソフト「CA インターネットセキュリティ スイート 2007」（以下、インターネットセキュリティ 2007）のダウンロード販売を開始した。パッケージ版は10月6日より発売する。従来の「eTrustシリーズ」から製品ブランドや製品パッケージ、ユーザーインターフェイスなどを一新し、新たにCAブランドで販売する。
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| インターネットセキュリティ スイートのユーザー代表として登場した眞鍋かをりさん。昨年初めてセキュリティ対策ソフトとして同ソフトをインストールしたところ、208個のスパイウェアが発見されてとても驚いたという |
インターネットセキュリティ 2007は、個人向けのセキュリティ対策ソフト群。ウイルス対策製品「CA アンチウイルス 2007」、スパイウェア対策製品「CA アンチスパイウェア 2007」、スパム対策製品「CA アンチスパム 2007」、パーソナルファイアウォール製品「CA パーソナルファイアウォール 2007」の4製品で構成される。さらに、今回はバックアップ・データ移行製品「CA デスクトップ DNA マイグレーター 2007」も発売する。そのほか、スイーツ製品として4製品を組み合わせた「インターネットセキュリティ スイート 2007」、これにさらにデスクトップ DNA マイグレーター 2007も組み合わせた「デスクトップ DNA マイグレーター 2007 プレミアム版」も販売する。
日本CA SMB＆コンシューマー事業本部事業部長 長谷一生氏は、「最近、オンライン詐欺やスパイウェアによる情報漏えい事件が報道される機会が減ってきているように感じられるが、ブロードバンド推進協議会（BBA）の試算によると、インターネット利用者の4.7％がオンライン詐欺の経験を持っている。また、不正請求メール、フィッシング詐欺、スパイウェア被害による推定被害総額は330億円にも上っている」と説明し、オンライン詐欺の危険性が高まっていると警告した。
インターネットセキュリティ 2007シリーズは、前年モデルでeTrustブランドだったものをCAブランドに一新。それに合わせて、青色だった製品パッケージを白基調にし、ユーザーインターフェイスも変更するなど、大幅な変更を加えた。アンチスパイウェア 2007は、ペストパトロールブランドからCAブランドへ統一した。製品の特徴は変わらず、「軽さ」をウリにしている。長谷氏によると、S社製品が350Mbytes、T社製品が250Mbytesのインストール容量であるのに対して、インターネットセキュリティ 2007は60Mbytesであるという。また、操作性を重視し、インストール中に推奨セキュリティ設定や定義ファイルの更新が自動的に行われ、初心者でも安心して導入できるとした。
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| 日本CA SMB＆コンシューマー事業本部事業部長 長谷一生氏 |
デスクトップ DNA マイグレーター 2007は、高速なバックアップや環境設定を自動的に行えるソフトウェア。写真や音楽、住所録、電子メールといったPC内のデータをバックアップできるほか、160種類以上のアプリケーションの環境設定やデータファイルもバックアップおよびデータ移行ができる。移行可能な設定は、ネットワーク設定やプリンタの設定、Webブラウザのお気に入り、アドレス帳、データファイルなど。
インターネットセキュリティ スイートは、2006年度版の6980円から5600円へ値下げを実施。更新価格は変わらず4280円となる。記者会見にゲストとして登場した眞鍋かをりさんは、「インターネットセキュリティ スイートは動作が軽くて使いやすい。また、家で使っているノートPCの液晶を割ってしまい、新しいPCと取り換えようと思っていたので、デスクトップ DNA マイグレーター 2007を使ってみたい。そのほかにも、持ち歩きようのノートPCと家のノートPCのデータ移行やシンクロもやってみたい」とコメントした。
（＠IT 大津心）
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