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10年使える業務アプリケーション基盤

アプリケーションサーバに求めるユーザーの要望として強いのは、きちんと動き続けること。ユーザーは必ずしも新しい機能を求めているわけではない。そして、長く使い続けられること。ユーザーは少なくとも10年は使いたいと考えている。

情報システム基盤として
存在感が高まるアプリケーションサーバ

 今日、企業情報システムを構成するアーキテクチャーの主流はWebシステムである。クライアント端末にWebブラウザさえインストールされていればよい。各端末へのプログラム配布が容易で、システム変更もサーバで一括して行える。企業を取り巻く環境が時々刻々と変わっていく今、Webシステムの持つ変化への高い対応力は、まさに時代の要請を満たしているといえる。

 こうした傾向が強くなるにつれて、情報システム構築におけるアプリケーションサーバの存在感が大きくなりつつある。従来、ソフトウェアの選定場面で検討されたのは、オペレーティング・システムやリレーショナル・データベースであった。しかし昨今は、それらと同等のレベルで、“アプリケーションサーバとして何を選ぶか”が重要な検討事項になっている。

 また、それとは別に、IT業界において技術革新があまりにも急速に進むあまり、システム開発の担当者はその上で稼働する業務アプリケーションを対応させるのにも苦慮している。業務アプリケーションは意外に長い寿命を持つものだ。環境の変化に合わせて細部を変更することはあっても、基本的な業務プロセスはそうそう変わらない。しかし下支えするミドルウェアがどんどん進化するため、対応を余儀なくされてしまう。

 いろいろな場面でいろいろな変化が起こっている。そうした中、ユーザーはどのような視点でアプリケーションサーバを選んでいるのだろうか。

製品選択の理想と
実際の選ばれ方の間に大きな乖離(かいり)

 @ITの読者を対象にした調査によると、商用アプリケーションサーバ製品選択時に重視する点は、第1位に「製品の品質/信頼性(安定していること)」、第2位に「機能/性能」、第3位に「導入/運用のしやすさ」であった。この調査結果を見ると、アプリケーションサーバは情報システムのインフラストラクチャーとして利用されることから、まずは製品そのものが優れていないと話にならないと認識されていることがよく分かる。アプリケーションサーバはすでに情報システム構築に必要不可欠な構成要素となっているのだ。

 ところが、実際に情報システム構築で利用した商用アプリケーションサーバについてその選択理由を尋ねると、驚いたことに「知名度が高い」という回答が最も多かった。これら2つの問いの回答を重ね合わせて解釈すると、アプリケーションサーバ選びで最も重視すべき点が「製品の品質/信頼性」と認識しつつも、実際に選択したのは知名度が高かったからということになる。つまり、製品選択のあるべき理想と実際の選ばれ方の間に大きな乖離(かいり)があるのだ。これはゆゆしき問題ではないだろうか。

 また、この調査では、商用アプリケーションサーバ製品についてそのコメントを自由記述形式で回答してもらったのだが、その中でコメントが多かった項目は「バージョンアップ問題」だった。“バージョンアップすると動かなくなったり、再度検証が必要になるなど不便。旧バージョンのサポートがすぐ切れてしまう”“バージョンアップ時に多大な費用がかかることが許せない。ベンダは無責任すぎる”などといったコメントがその代表的なもの。そこには、進化の名のもとに頻繁に発生する商用アプリケーションサーバのバージョンアップ、それを契機として起こる問題に振り回されて疲弊するユーザーの姿がくっきりと浮かび上がってくる。

 この点は、当サイトで株式会社豆蔵 岩崎浩文氏も端的に指摘していた。同氏は「28歳から挑戦するITアーキテクト〜実践編〜」というタイトルで、ITアーキテクトをめざすエンジニアに向けた連載記事を執筆したが、その第11・12回「最低10年使える業務アプリケーション」(前後編)の中で同氏はこういっている。

「困ったことに、OSやアプリケーションサーバ、プログラム実行環境(VM)、仕様ライブラリなどには、その組み合わせによって動作する・しないの制限がある。具体的にはAPIの変更があった場合や、挙動が変更されてしまった場合などだ。開発を行う側としてはそれほど気にしないが、よほどその内容に精通していない限り、動作する組み合わせを判断するのは非常に困難を極める作業だ。

それも、利用しているライブラリが多くなればなるほど、ライブラリ間の複雑な依存関係やバッティングなども登場し、まるでパズルのように複雑怪奇なスパゲティー仕様となっていることが多々ある。

それらに対してバージョンアップを行わなければならないのは、とてもではないがITアーキテクトなど専門家が判断しない限り難しい」(第11回)

それは10年使える
業務アプリケーション基盤たり得るだろうか?

 岩崎氏も指摘するように、商用アプリケーションサーバ製品のバージョンアップは難しい。それは紛れもない事実のようだ。それほど難しいのならバージョンアップは一切見送る、という結論も、考えようによってはあるかもしれない。

 しかし、このミドルウェアは前段でも述べたように、今や企業情報システムに不可欠な土台である。その土台を永久に塩漬けにしてしまったのでは、時々刻々と変化していく時代のニーズに対応することはできない。

 ここで考えるべきは、バージョンアップ時の互換性保持、つまりは企業情報システムの永続性を最大限に考慮している商用アプリケーションサーバはどれか、という視点で製品を選ぶことではないだろうか。岩崎氏もいっている。

「莫大(ぼうだい)な投資に対してその見返りを顧客が得るためには、長期にわたり使い続けられることが必要だ。せめて、10年程度は実用に耐え得るアプリケーションでなければならないのではないか、と以前から筆者は考えている。このため、長期運用を妨げるさまざまな外的要因や、追加開発を阻害する内的要因を事前に察知し、計画的に対策し、的確に実行する必要がある。」(第12回)

 もちろん、冒頭の調査結果で挙がっていたように、「製品の品質/信頼性」「機能/性能」といった点も充実していなければならない。インフラとして必要不可欠な存在になってきたからこそ、商用アプリケーションサーバは圧倒的に高品質で安定した稼働性能を誇らねばならず、バージョンアップやリビジョンアップの如何(いかん)にかかわらず、長い寿命を保つ業務アプリケーションを支え続けられる備えがなければならない。商品選択の際に自問するならば、“それは10年使える業務アプリケーション基盤たり得るだろうか?”ということではないだろうか。知名度を頼りに製品を選んでいる不確かな現状を打破するために、あらためてアプリケーションサーバの真の信頼性とは何かをじっくり考えていこう。

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