CHTML(Compact HTML)
コンパクトHTML / iモード対応HTML
携帯電話やPDAなどの携帯情報端末で閲覧可能なWebページを作成するための記述言語である。
アクセス、NEC、ソニー、富士通、松下電器産業、三菱電機によって開発され、W3Cに提案された。文法自体は基本的にHTML 2.0/3.2/4.0と同じで、狭いディスプレイでは表示しきれないタグなど不要なものが省かれた、サブセットとなっている。そのためHTMLとの親和性は高く、HTMLで記述されたコンテンツをコンパクトHTML向けに移植しやすい、というメリットがある。
NTT DoCoMoのiモードでは、コンパクトHTMLとほぼ同じ言語仕様が採用されている(ただし、NTT DoCoMoのサイトでは、Compact HTMLという言葉は使われておらず、「iモード対応HTML」という記述になっている)。
iモード対応HTMLでは、電話番号へのリンクを埋め込む機能などが独自に追加されている。文字コードとしては、シフトJISのみに対応するが、独自に拡張された機種依存文字が存在しており、これに関しては、iモードサービス以外のシステムとの相互運用性がない。また、半角カナの使用も認められている。画像データはGIF形式のみに対応する。
以下はiモード対応HTMLで、数字ボタンの「1」を押すと機能するハイパーリンクを記述している例。驪は機種依存文字の文字参照機能による記述。
<A href="http://www.foo.bar" accesskey="1">驪リンク</A>
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