インスタンス
instance
インスタンスは、オブジェクト指向プログラミングなどで使用される用語である。オブジェクト指向では、オブジェクトの設計図となるクラスを作成し、そのクラスに基づき、情報の実体であるオブジェクトを生成する。このオブジェクトを、「クラスのインスタンス」と呼ぶ。たとえば、「売り上げ報告」というクラスがあった場合、1月の売り上げ報告、2月の売り上げ報告……は「売り上げ報告」クラスのインスタンスとなる。ここで重要なことは、「売り上げ報告」クラスには具体的な売上高の情報は含まれていないが、インスタンスには含まれていること。インスタンスは複数存在し、それぞれ違う売上高の数値を内部に持っていることである。
XMLにおいては、スキーマに対して、インスタンスという言葉を使うことがある。たとえば、売り上げ報告DTDを作成した場合、このDTDに沿って作成されたXML文書は、「売り上げ報告DTDのインスタンスXML文書である」という。
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