MSXML / MSXML2 / MSXML3
MSXML 2.5 / MSXML 3.0 / エム・エス・エックス・エム・エル
MSXMLは、米Microsoft社が提供するXMLモジュールの名称である。MSXMLは、主にInternet Explorerの一部として配布されるが、単体で入手してアップグレードすることもできる。
MSXMLはDLL形式のCOMサーバとして提供され、バリデーション機能付きのXMLパーサの他、DOM、SAX、XSLTなどの機能を提供する。また、W3Cの標準にない独自拡張機能も提供する。
MSXMLは機能拡張されながら順次バージョンアップを繰り返しており、2000年12月現在、Internet Explorer 5.5の一部として提供されているものがMSXML 2.5、単体で入手できる最新版はMSXML 3.0となっている。
また、これらの機能が実装されたDLLの名称が、MSXML.DLL→MSXML2.DLL→MSXML3.DLLと変化してきたことから、バージョンを示すためにMSXML2あるいはMSXML3という名前で呼ばれることもある。
これらMSXMLのモジュールには、細かいバージョンの相違があると共に、一部にはバージョン間で非互換性があることが知られている。このため、MSXMLの機能を前提として作成されたXMLによるWebページでは、閲覧に使用するマシンにインストールされているMSXMLモジュールによって、閲覧できたり、できなかったりという問題が生じる場合がある。
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