XSLT (XSL Transformations)
エックス・エス・エル・ティ
XMLのスタイルシート言語であるXSLには、もともと変換言語としての機能と、実際にテキストをフォーマットする言語の2種類の言語が含まれていた。この中で、変換言語の部分は非常に有用で、XSL以外の目的でも役に立つことから、分離独立し、XSLTとなった。1999年11月にW3Cの勧告となった。
XSLTは、任意のXML文書を読み込んで、それを加工して出力する簡易なスクリプト言語として使用することができる。たとえば、ビジネスデータを読み込んで、それをSVG形式で書き出すことでグラフを自動作成する、といった使い方も可能である。
また、出力はXML文書とは限らず、プレーンテキストやHTMLを出力することができる。そのため、XML文書をHTMLに変換するために使用されることも多い。
しかし、XSLTは万能ではなく、あくまで、スタイルシート変換用の言語である。すべてのニーズに対応することはできない。
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