パラメタ実体
Parameter Entity
パラメタ実体は、DTD内部で展開される実体である。一般の実体は、XML文書の本文に対して作用するが、パラメタ実体だけはDTD内部で展開される。これにより、パラメタ実体の内容を変更することは、DTDの構文ルールそのものを変更することになる。この特徴のため、パラメタ実体はDTDのカスタマイズを容易にするために、拡張される可能性のある部分をパラメタ実体にしておくということが行われている。
パラメタ実体を参照する場合は、一般の実体と異なり、パーセント記号(%)、実体の名前、セミコロン記号(;)の順に表記する。例えば、DTDの内部で、パラメタ実体は以下のように記述して宣言する。
<!ENTITY % hoge "attName CDATA #IMPLIED"> |
パラメタ実体は以下のようにDTD内部から参照することができる。
<!ATTLIST xnt %hoge;> |
この宣言は以下の宣言であるかのように扱われる。
<!ATTLIST xnt attName CDATA #IMPLIED> |
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