「Oracle Exadata」とシステム管理ツール「Oracle Enterprise Manager」「Oracle Database 12c」の組み合わせは、データベース統合環境の進化形である「DBaaS」の構築基盤として最適な能力を備えている。サーバー仮想化よりも効率的なデータベース仮想化を実現し、セルフサービス化によってユーザー部門の利便性を高めつつ、IT部門の運用管理負担を減らすことができるのだ。[プライベート・クラウド/データベース統合][運用管理効率化][Engineered System][Oracle Enterprise Manager]
「DBaaS(Database as a Service)」は、セルフサービスによって利用部門が自ら構築でき、必要なときに必要な分だけ利用することのできるクラウド型のデータベース環境だ。データベース統合による運用負担を軽減するだけでなく、より利便性の高いデータベース環境を実現できることから、現在、多くの企業がDBaaSの構築に乗り出している。
前回紹介したように、Oracle Exadataは既存のデータベース環境の統合基盤として、その運用管理業務を大幅に効率化するだけでなく、DBaaSのシステム基盤としても最適な能力を備えている。OLTPとデータウェアハウスが混在した複合ワークロードを処理できる高い性能を備え、最新のOracle Exadata X4ではフラッシュメモリの増強やInfiniBandの高速化などにより、パフォーマンスがさらに向上している。この圧倒的な性能が、DBaaSとして多数かつ多様なデータベースの統合を可能にしているのだ。
また、DBaaSのシステム基盤に求められる高い可用性を備えていることも大きな特色である。日本オラクルの岩崎護氏(データベース事業統括 製品戦略統括本部 プロダクトマーケティング本部 Database & Exadata推進部 シニアプロダクトラインマネジャー)は次のように話す。
「多数のアプリケーションのデータベースをDBaaSとして集約した場合、そのシステム基盤がダウンした際の影響は甚大です。その点、Oracle Exadataならば、アクティブ/アクティブなクラスター構成を実現する『Oracle Real Application Clusters(RAC)』や、ストレージの可用性を高める『Oracle Automatic Storage Management(ASM)』といった仕組みがあらかじめ組み込まれており、データベース集約時の障害に関する不安を解消することができます。加えて、データレプリケーション機能の『Active Data Guard』を使うことで、ディザスタリカバリサイトを構築することも可能です」
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提供:日本オラクル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2014年7月15日
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