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» 2015年05月19日 07時00分 公開

4カ月でDB統合、販売店支援を5.3倍高速化したプロトコーポレーションクルマポータルサイト「Goo-net」の性能向上/サービス拡大の真実(2/3 ページ)

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圧倒的な性能を求めて「Oracle Exadata X4-2」の導入を決断。同じユーザーの立場で活用するパナソニックISに導入支援を委託

 これらのうち、性能と可用性の要件を満たす方策としては、サーバー増設によりRACノードを増やすことが考えられる。しかし、山本氏らは「それでは近い将来、再び性能が頭打ちとなるかもしれない」と危惧。より抜本的なインフラ刷新を図り、将来にわたって高い性能を維持できるデータベース基盤への移行を検討する。そこで目を付けたのが「Oracle Exadata」であった。

 「Oracle Exadataが速いという評判は、初代のV1のころから聞いていた」という山本氏らは早速、情報収集に取り掛かる。日本オラクルが主催するセミナーに足を運び、実際に利用しているユーザー企業の講演に耳を傾けたのだ。その中で強く印象に残ったのが、パナソニック インフォメーションシステムズ(パナソニックIS)による講演であった。

 「パナソニックISさんは、ユーザー企業として自社の統合データベース/クラウド基盤にOracle Exadataを活用しつつ、同時にシステムインテグレーターとしてOracle Exadataの導入支援も行われています。講演を聴き、同じユーザー企業として当社と同じ目線で考え、相談に乗っていただけるのではないかと期待しました」(山本氏)

 講演後の懇親会で忌憚(きたん)のない意見を交わしたところ、その期待は的中する。プロトコーポレーションのさまざまな事情を踏まえてアドバイスを受けた後、実際に「PoC(Proof of Concept:導入前実機検証)」を行って事前に効果検証を行うことを勧められたのだ。そこで、同社は2014年6月、本番データを利用したPoCをパナソニックISに委託する。約2カ月にわたって実施されたPoCの結果は上々であった。

 「販売店が頻繁に利用する画面遷移の一つに、自社物件の一覧を表示する処理があります。比較的大きなバッチ処理ですが、これを500回連続で実行してみたところ、既存システムの約17倍の性能が得られることが分かりました」(眞田氏)

 これに満足したプロトコーポレーションはOracle Exadataの導入を決めるが、問題はどこに導入作業を委託するかであった。

 データベース移行に際しては一定時間データベースを止めざるをえないが、全国の中古車販売店の業務を支えるMOTOR GATEを停止できる期間は限られる。最良のタイミングは、利用者が最も少ない元旦だ。これは年間を通じて中古車販売が最も活況を呈する1月〜3月の直前でもあり、このタイミングでOracle Exadataへの移行を済ませれば、繁忙期の販売店業務は新システム上で円滑に行える。それを実現するには、設計期間も含めて移行プロジェクト全体を4カ月以内で完了させなければならない。同社は検討の末、「既にPoCで当社データベースの状況を把握しており、同じユーザー企業の立場で改善提案のアドバイスをいただける」(山本氏)ことから、パナソニックISへの導入委託を決める。

アクセス数集計のバッチ処理が5.3倍に高速化。販売店からもレスポンス向上を歓迎する声が

 移行後の新システムの構成は、次の通りだ。

 クルマDBとバイクDBを統合した新データベース(「PROTO DB」)が稼働する本番環境機として「Oracle Exadata X4-2 Eighth Rack」を1台、またスタンバイ/開発環境用に同じくOracle Exadata X4-2 Eighth Rackを1台導入し(いずれも、Oracle Database 11g R2を利用)、両サーバーの間を「Oracle Data Guard」で同期している。

 この新データベース基盤への移行は、規模の小さなバイクDBを先行して行い、続いて大規模なクルマDBを移すという二段構えで進められた。具体的には、新データベース基盤の設計作業を8月に開始し、9月にOracle Exadataを搬入、アプリケーションの改修/テストをスタートさせた。11月に移行リハーサルを実施した後、12月1日にバイクDBを移行。ここで問題がないことを確認した上で、大晦日から元旦の24時間を確保してクルマDBを移行した。

 実質的な作業期間はわずか3カ月程度で移行を無事に終えたというが、その成功要因として、山本氏はパナソニックISやアプリケーション開発会社の奮闘とともに、Oracle Exadataが事前に構成済みで納入されたことを挙げる。

 「汎用サーバーを利用していたら、そのインテグレーションだけで多くの期間を要し、実質3カ月での移行など不可能でした。ハードウエアとソフトウエアが事前に構成済みの状態で搬入され、スイッチを入れれば即、最高の性能で動作するOracle Exadataならではのスピード感だからこそ実現できたのだと思います」(山本氏)

 移行がスムーズに進んだだけでなく、データベース基盤の性能も大きく改善した。

 「Oracle Exadataの導入効果を強く実感したのは、Goo-net、GooBike.comで月次で行っていたアクセス数集計のバッチ処理です。これまでは約8時間を要していましたが、これが約1.5時間と5.3倍も高速化されました。また、性能改善の効果は販売店スタッフの皆さまもすぐに実感されたようです。例えば、各車種の過去の価格推移を表示するという重たい処理があるのですが、これが以前と比べて非常に速くなったという声をいただきました」(眞田氏)

 こうした性能改善の効果は業界内に口コミで広がり、MOTOR GATEの利用が活発化。1月から3月の繁忙期を通じて同社情報ポータル上での取引は順調に拡大した。

 「導入後の今になって思うのは、『もっと早くOracle Exadataを入れておけばよかった』ということです。以前の環境では性能や可用性の確保で苦労しましたが、Oracle Exadataは導入するだけで手間をかけずに性能が大きく改善し、販売店にも喜んでいただけました。そのことが、当社の売り上げ向上にもつながるわけですから」(山本氏)

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提供:日本オラクル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2015年6月18日

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